旬を迎える夏食材で、おいしく体を冷やしましょう。
7月23日(土)〜 8月6日(土)は「大暑」です。
その名の通り、1年で最も暑さが厳しくなる時期。
夏バテや熱中症にならないよう体をいたわりながら、暑気払いを楽しみたいものです。
「夏に旬を迎える食材」と言えば、野菜ではキュウリ、トマト、ゴーヤ、ナスなど。
果物はスイカ、キウイ、メロン、ナシ…。
こうした食材には、体を冷やす働きがあるので、この時期、積極的に味わいたいもの。
子どもの頃は縁側でスイカを食べながら、庭に種を飛ばしていました。
「芽が出るんじゃないか…」と待っていた記憶がありますが、スイカは手をかけないと育ちません。
大人になった今は、畝を作り、藁を敷き、雑草が生えないよう処理をして、スイカを大切に育てています。
昔ながらの知恵と工夫で、涼をとる
2022年 文月 拙宅ベランダ
自宅で簡単にできる日本の伝統的な涼み方と言えば、「打ち水」です。
打ち水を行うと、水が蒸発する際の気化熱の働きで周囲の温度を下げることができますし、濡れた地面を通る風も冷やされて涼しくなります。
打ち水を行う時間は、気温が上がっていない朝や気温が下がり始める夕方がおすすめ。
朝方の打ち水は午前中のエアコンの使用頻度を下げ、夕方の打ち水は夜の暑さを和らげてくれます。
また、マンションやアパートなどの集合住宅にお住まいの場合でも、ベランダに打ち水をすることにより、室内の気温も下げることが可能です。残り湯などの二次用水を利用すると、なお良いですね!
まさに、地球に優しいエコアクションです。
今年の夏も、電力不足が心配されているようです。
エアコンを我慢して熱中症になることは避けなければいけませんが、使用電力を抑えながら、快眠に導く工夫はいくつかあります。
寝具を「夏使用」のものに変えて、寝苦しさを和らげるのも方法のひとつ。
本館6階寝具売場には、汗をしっかり吸って外に逃がす吸放湿性の高い天然素材や、背中に熱がこもらない麻素材、メッシュ構造の敷きパッドなどを揃えています。
また、打ち水後のベランダやテラスに、お気に入りの椅子などを置いて、夏の夕暮れをしばし楽しむのも心地良いものです。
北欧のデザイン性に富み、さらに森林認証素材をつかった環境にやさしい家具が、お客様のライフスタイルにプラスになるかもしれません。
本館6階〈アイメゾン〉内でお取り扱いしております。
お中元も「I think」で。
前回もご紹介した、井筒屋サステナブルアクション「 I think 」というスローガン。
人と地域をつなぎ、豊かな未来を創造するために「井筒屋もお客様も一人ひとりが考える」ことを目指していますが、「お中元ギフトセンター」でもサステナブルな取り組みを行っています。
環境保全につながる、エコ包装・簡易のしを推進。
お客様のご理解、ご協力をお願い申しあげます。
SDGsの理念を感じる「レモンサイダー」
小倉で「都市養蜂」が行われているのをご存知でしょうか。
その名も「小倉みつばちプロジェクト」。
2011年に北九州市が国から「環境未来都市」に選定されたのを機に、「ミツバチの飼育を通じて都市の環境と生態系を感じるとともに、採れた蜂蜜を利用して北九州市のまちづくりの役に立てれば」と、プロジェクトが発足。
11年経った今も、息の長い活動を続けており、「北九州SDGsクラブ」の会員でもあります。
そんな「小倉はちみつプロジェクト」から登場した、北九州産サイダー『LEMONTE(レモンテ)』(400円)が、本館地階「味の逸品処」で販売中です。
地元北九州で作られているこだわりの無農薬レモンと、北九州で採れた天然100%の深みのある蜂蜜をふんだんに使用した、甘酸っぱくてさわやかなサイダーです。
添加物&保存料を使用しておらず、シンプルにレモンと蜂蜜の味わいをお楽しみいただけます。
自然の恵みが生み出した、SDGsな逸品をぜひご賞味ください。
筆者プロフィール
井筒屋CSR・ESG担当マネージャー:中尾裕
「CSR」(企業の社会的貢献)と「ESG」(環境・社会・ガバナンスという観点から企業が長期的に成長するうえで重視すべき3つの要素)に関する具体的な取り組みの企画・運営を担当。弊社「サステナビリティ委員会」の事務局として、環境や街づくりに資する活動などを管理・統括、発信することで、パブリックイメージの向上に繋げています。