2023年 2月
みやこ町での森林保全活動(竹林整備)
3月6日(月)〜21日(火)は「啓蟄(けいちつ)」です。
寒さが緩み、春の陽気になってきたことで、土の中から虫たちが動き出す季節のことを指します。
ポピュラーではないものの、二十四節気の中では比較的、耳にしたことがあるのではないでしょうか?
とはいえ、虫が土の中から出てくるというのは、なかなか目にすることはありませんが(笑)。
サステナブルな素材として注目を集める「竹」
寒い冬は農作業がほとんどありませんので、その間に竹林の間伐などをおこなっています。
ですが春の到来により、そうした山仕事も一時中断です。
春の柔らかい日差しが地面まで降り注ぐようになりました。
竹林を間伐していると、小さなタケノコをみつけることがあります。
写真は採ったタケノコを七輪で茹でている様子です。
七輪の赤く燃えた炭や出る煙と、鍋からのぼる湯気が大変美しく、見ているだけで癒されます。
食べても美味しいのはもちろんですが、竹は今、サステナブルな素材として大変注目を集めています。
①成長が早い
樹木は木材として利用するのに10年以上かかる一方、竹は成長力が高く3年ほどで収穫できます。
収穫サイクルが早いので、限られた土地でも十分に生産量を保つことが可能になります。
②空気を浄化する
竹は同量の木より酸素を35%多く放出して二酸化炭素を35%多く吸収するというデータがあります。
酸素を放出して二酸化炭素を吸収するという、まさに自然に優しいサステナブルな素材です。
③肥料などが要らない
竹は生命力が強い植物で、あっという間に自生をしていくので、農薬や化学肥料は必要ありません。
植え替えの必要もないので、土壌に負担がかからないところもメリットの一つです。
本館6階 食器コーナーで販売している
〈リヴェレット〉の竹製食器
昔から竹籠、ざる、竹箸など、台所用品や雑貨として、竹は暮らしのなかで日用品として親しまれてきました。
脱プラの推奨や資源循環が求められる中、今後もますます竹製品の浸透・活用が期待されます。
桜の塩漬けを添えて、一足先に桜を満喫
啓蟄の頃は、春を迎えたとはいえ、まだ寒い日もあります。
お花見までもう少しですが、早く桜を愛でたいと思う方は、塩漬けされた桜を試してみませんか?
井筒屋本館 地階グローサリーで見つけた
〈萬藤〉の「桜花漬」
(40g 454円)
八重桜の花を塩漬けしたものです。
そのままお湯を入れると「桜茶」になりますが、私は今回、塩抜きした花びらを日本酒に浮かべ若竹煮とともに、ひと足早い春を愉しみました。
季節の移ろいを感じ、愉しむ心が自然を大切にするサステナブルに繋がるのではと思う今日この頃です。
旦過市場とコラボレーションして制作したエコバッグの収益金を寄付いたしました
2月14日に行われた「旦過地区復旧対策会議 総会」で、弊社からエコバッグの収益金を吉田会長に寄付いたしました。
一日も早い旦過地区の復興をお祈りするとともに、井筒屋は「地域共創」「地域活性化」の観点から、
これからもできる限りの支援を続けてまいりたいと思っております。
筆者プロフィール
井筒屋CSR・ESG担当マネージャー:中尾裕
「CSR」(企業の社会的貢献)と「ESG」(環境・社会・ガバナンスという観点から企業が長期的に成長するうえで重視すべき3つの要素)に関する具体的な取り組みの企画・運営を担当。弊社「サステナビリティ委員会」の事務局として、環境や街づくりに資する活動などを管理・統括、発信することで、パブリックイメージの向上に繋げています。
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